セサミボットの使用レビュー【レスポンスと確実性に特化した良機】

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玄関の鍵をスマホで開けられるようになるセサミ4ですが、オートロックのマンションなどに住んでいると共用玄関で鍵を出さなければなりません。
そんな中で鍵を出さずに扉を開けるために作られたのがセサミボットです。

今回、CANDY HOUSEさんから実機を提供いただけたので早速使用してみました。

セサミボットはオートロックの室内親機の解錠ボタンを押すことに特化した商品です。
我が家はオートロックマンションではないので、セサミボットのオートロック解錠以外の活用方法も検討したので是非最後まで読み進めて下さい。

目次

セサミボットとは?

セサミボットとはスマートロックセサミシリーズでお馴染みのCANDY HOUSEから販売されている物理ボタンを押すスマート家電です。
販売元であるCANDY HOUSEは、CEOであるJermingさんの「テクノロジーを庶民化するのが我々起業家の使命である」という方針で商品開発や販売を行なっているため、他社製の製品と比較するとリーズナブルな価格で販売されているのが特徴です。

セサミボットも他社製品と比較するとリーズナブルな価格で販売されています。
価格が安いからといっても作りは他社製品と比べて作りが悪いということはありません。
ここからはセサミボットの詳細を解説していきます。

セサミボットでできることは?

セサミボットでできることは、スマホアプリ経由でアームを動かすことで様々なスイッチを遠隔から押すことです。
主な用途はスイッチを押すことになりますが、アームの動きにいくつか種類があるため動体検知センサーを機動したり特殊なスイッチを動かしたりと他社製との差別化が出来る点もあります。

また、AmazonアレクサやApple Siri、Googleアシスタントといった音声アシスタントと連携することでアプリ以外からの操作も可能です。

セサミボットの内容物は?

セサミボットの内容物は以下になります。

セサミボットの内容物
  • セサミボット本体
  • 付け替え用ロングアーム
  • 3Mテープ×2 1枚は本体貼り付け済み

箱はセサミボットが入っていた箱のことです。
箱の外装にはQRコードが印刷されており、読み込むことでスマホでセットアップ方法などが確認できます。
そのため、セサミボットには説明書が同梱されていないので気をつけましょう。

箱の背面

付け替え用のロングアームは通常のアームと比較すると約1cm程長いものとなっています。

通常とロングアームの比較
アームはネジ止め

セサミボットの動作モードについて

セサミボットのアームは他社製のものと異なりアームが回転するように動きます。
そのため、動作モードも若干異なります。

セサミボットの動作モード
  • 押して戻る
  • 離して戻る
  • 一回りする

アプリで選択したモードは本体スイッチを押すことでも動作させる事ができます。

押して戻るモードとは?

赤:押す 青:戻る

スイッチを押すためにアームが回転し元に戻るモーションになります。
セサミボットは他社製と異なりスイッチをしっかり押し込むことに比重が置かれた動作を行います。

具体的には押すモーションと離れるモーションの動きの大きさに差があるという点です。
上記の写真のように押す時のアームの動く距離は戻る距離よりも大きくなります。
この特徴によって設置していない状態で動かすとアームの位置がどんどんズレていくため最初は驚くかもしれません。
しっかりと設置するとアームのズレは起きず、むしろボタンを最後まで押し込む位置までの調整を自動で行なってくれるため非常に便利な機能です。

押して戻るモードはオートロックのインターホンや家電のスイッチを押す際に使用します。

オートロックの解除に
家電の電源スイッチに
お風呂の給湯ボタンに

我が家はオートロックやお風呂の給湯ボタンが無いため代用で画像を取っています。
オートロックの解除以外にも様々な場所で使用ができます。

離して戻るモードとは?

青:離す 赤:戻る

離して戻る動きは普段はボタンを押し込んでいる状態ですが、動作するとアームが反対に回転してボタンからアームを離します。
このボタンが持ち上がると起動する機能を自動化することができます。

受話器を外してセサミボットでコントロールも可能

種類としてはあまり多くないボタンですが、具体的には固定電話の受話器がこれに当たります。
この機能を上手く使用することで受話器を上げて解錠するタイプのオートロックの解錠も可能です。

受話器を持ち上げてオートロックを解錠するタイプであってもこのモードをうまく活用することで操作ができるようです。

実際にDIYで対応した方もいるので参考にしてみてください。

一回りするモードとは?

一回りするモードは文字通りアームが1回転をするモードです。
このモードを活用すると自動ドアなどに採用される物体検知センサーのような特殊なスイッチを作動することができます。

このモードも他のモードと同様に大きめに動く特徴があります。
1回転すると書きましたが1動作で400°近く動くため開始点が毎回ズレていきます
このズレが中々曲者で、一回りするモードの場合は思った様にスイッチを起動できないことが有りそうです。

UYA

この部分は今後アップデートを検討して欲しいポイントです。

セサミボットの電源はCR2型リチウム電池

セサミボットの電源はCR2型リチウム電池1個となっています。
使用頻度によって多少前後がありますが約600日の使用が可能となっています。

CR2型リチウム電池は家電量販店やホームセンターでは販売されていますがセール対象になることはほとんどないのでネット通販で購入するのがオススメです。

パナソニック株式会社
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側面の蓋をスライドすると電池ボックスが確認でき、電池交換ができるようになっています。

セサミボットのスペックまとめ

スクロールできます
備考
定価(税込)2,728円原材料費高により2,178円より値上げ中
サイズ(横×縦×高さcm)3.7×3.7×2.1
重量60g
材質未公表プラスチック
電源CR2型リチウム電池×1約600日使用可能
カラーホワイト
通信方式Bluetooth接続Bluetooth4.1以上のスマホが必要
通信可能距離未公表Wi-Fiモジュールからの距離は10mまで
対応OSAndroid5.0以上
iOS11.0以上
watchOS7.0以上
オン/オフ切り替え不可押して戻る、離して戻る、一回りするの3モード
スマートスピーカーとの連携可能Wi-FiモジュールとWi-Fi環境が必要
外出先からの操作可能Wi-FiモジュールとWi-Fi環境が必要
保証期間購入より12ヶ月公式サイトで購入の際は30日間交換・返品可能
セサミボットの詳細
スクロールできます
項目情報備考
搭載OSsesameOS2最新アプリに対応したOSを搭載
同時接続複数台のデバイスでの同時接続が可能
Widget機能アプリを立ち上げずに操作可能
鍵のシェアQRコードでシェア可能
ログイン不要鍵操作時にアプリでログインの必要なし
Apple WatchアプリSeries3以降の機種に対応
NFCタグiPhone XS以降の機種と対応するAndroid機種
リモート操作Wi-Fiモジュール併用で離れた場所からでも操作可能
通知開閉時にスマホへ通知可能
電池寿命約600日同梱の電池にて600日の電池寿命 使用状況で変化あり
アレクサ連携にはWi-Fiモジュールが必要
Google連携連携にはWi-Fiモジュールが必要
Siriショートカットアプリで設定が必要
スマートリモコンと連携×IFTTTやショートカットなどを使用することで可能
CANDY HOUSE公式より引用

セサミボットの設定方法と設置方法について

セサミボットはアームが適切に動く位置を調整する必要があるため先に設定をしてから貼り付けるのが失敗せずに設置するコツになります。

セサミボットの設定方法

まずはセサミボットをスマホアプリと連動して使用できるようにしましょう。

STEP
セサミアプリをダウンロード

まずはセサミをコントロールするためのアプリをダウンロードしましょう。
もちろん、料金は無料です。
旧アプリと間違わないように注意しましょう。

STEP
プロフィールを設定する

まずはプロフィールの設定を行います。
下の自分のタブをタッチすると画像の画面が出現するのでログイン/登録の所をタップします。

メールアドレスを入力するとすぐに認証コードが送られてくるので4桁の数字を入力しましょう。

認証コードの入力が終わるとプロフィールの設定は完了です。
名前は自分の名前を入力しておくと鍵の開け閉めの履歴に名前が出てくるので管理がしやすくなります。

STEP
セサミボットと接続設定をする

上部の+をタップして新規デバイスをタップします。

追加できるデバイスが出現するのでタップします。
既に設定が完了しているセサミはここには出てきません。

セサミボットの追加が完了するとセサミボットという項目が追加されます。
三角マークをタップするとセサミボットのアームが動きます。
セサミボットの文字部分をタップすると詳細の設定が可能です。

詳細からはセサミボットの名前や鍵のシェアなどの設定ができます。
ここで使用したいモードに変更をしておきます。

iOSの場合はSiri音声コマンドをタップするとセサミボットを動かすためのショートカットを作成する事ができます。

STEP
Wi-Fiモジュールの設定をする

Wi-Fiモジュールも先ほどの右上の+から新規デバイスをタップして追加していきます。
Wi-Fiモジュールは2.4GHz帯のみの対応となっているため注意が必要です。
接続できるWi-Fiを選択してWi-Fiのパスワードを入力しましょう。

Wi-Fiの接続が完了するとネット接続状態のマークが緑色に変化します。
この状態になったのを確認したらセサミを追加から先ほど設定したセサミボットを追加しましょう。
現在は1つのWi-Fiモジュールから3つまでセサミを接続することができます。

セサミボットの設置方法

セサミボットの設置は両面テープで貼り付けるだけとなるので非常に簡単です。
ただし、セサミボットの押し込む力はかなり強いためしっかり接着を行わないと剥がれ落ちる可能性があるので注意しましょう。

STEP
仮の設置位置を決める

まずはスイッチに対して仮設置を行います。
アームを動かしてみてスイッチを問題なく押せるなら鉛筆などでマーキングをしておきます。

STEP
スイッチ周りの油膜を取る

まずはスイッチ周りの油膜を取ります。
スイッチは手垢や埃で汚れている場合が多く3Mテープの粘着力を低下させてしまいます。

そのため、貼り付け前に接着部の油分をしっかりと取り除いておく必要があります。

専用のクロスなどを使うのが最も適していますが、アルコールの除菌シートなどで代用しても問題ありません。
ただし、水分を多く含むため貼り付け前には水分を取り除いておきましょう。

STEP
本体を貼り付ける

仮設置で決めていた位置に3Mテープで本体を貼り付けます。

貼り付け後は30秒間しっかりと押さえつけます
強く押さえ過ぎると本体やスイッチの枠が破損してしまうため注意が必要です。

STEP
貼り付け完了

貼り付け完了後はテープの接着剤がなじむまでの24時間は稼働させないようにしましょう。
これを守るかでテープの耐久性が大きく変わってしまいます。

仮設置の工程は貼り付け後すぐに動作確認ができないための手順なので必ず行うようにしましょう。

セサミボットのメリット、デメリット

セサミボットを実際に使用して感じたメリットとデメリットは以下になります。

メリットデメリット
押すことに特化している

アクションの反応が早い
接続が安定している
本体価格が安い
壁スイッチのオン/オフに非対応

汎用性が低い

セサミボットのみで完結できない

Wi-Fiモジュールの兼ね合いで多数導入が困難
セサミボットのメリット、デメリット

セサミボットのメリット①押すことに特化している

セサミボットの最大のメリットは押すことに特化していることです。
アームの動きの項目で説明したように、セサミボットは押す動きは離れる動きに比較すると大きくなっています。
これによりオートロックの解錠ボタンのような比較大きく押し込む深さも深いようなボタンであっても押し込む事ができます。

また、より深く押し込むボタンであっても長いアームに取り替えることで対応する事ができます。

押すことに関してはミスが少なく信頼できる構造となっているので確実性に比重を置く場合には最適の選択肢となります。

セサミボットのメリット②アクションが早い

セサミボットは他社製のボットと比較すると動作が早いのが特徴です。

普段スマホのLINEやTwitterのアプリをタップすると一瞬でアプリが立ち上がります。
これに慣れているとスマート家電のアプリ操作はかなり緩慢に感じてしまいます。

他社製のものがアプリ操作をして動作が始まるまで約2秒程度かかりますが、セサミボットは動作が始まるまで約1秒程度です。
スケジュール操作では特に気になりませんが手動操作では大きな差が出ます。

玄関の操作パネルの前ではほんの数秒であっても長く感じてしまうことからセサミボットのレスポンスの早さは大きなメリットとなります。

セサミボットのメリット③接続が安定している

スマート家電で1番懸念されるのが通信の安定性です。
いざ使用したい時にサーバーダウンなどで接続できないということがマレにあります。

特に、Amazonなどのセールで一時的にユーザーが増えるようなタイミングでは接続が不安定になる事があります。

対して、セサミボットやセサミシリーズはwi-fiを使用する通信が非常に安定しています。
自宅のセキュリティーに関わる鍵を扱うデバイスだけに、いつでも変わらず使用できるという安心感はとても大きなメリットです。

セサミボットのメリット④本体価格が安い

冒頭でも紹介しましたが、セサミシリーズは他社製のものと比較すると価格が安いです。
多少機能が削られている部分があるものの本来の使用目的は確実に達成できるものとなっているため「安かろう、悪かろう」ではありません。

セサミボットもシリーズの特徴を受け継いでおり本体価格は最安値クラスです。
原材料費高の影響で現在は本体価格が上がっている状況ですが税込2,728円とお得に入手する事ができます。
価格変更前は税別で1,980円という2,000円を切る価格設定だったことから安さに対するこだわりを感じられます。

セサミボットのデメリット①壁スイッチのオン/オフに非対応

壁スイッチのオン/オフの非対応はセサミボットの最大のデメリットです。

他社製のものはオン/オフをそれぞれの方法で対応していますが、非常に残念なことにセサミボットは非対応となっています。
アームの取り替えや逆回転ができることから何とか対応できないかと期待してしまうのが余計に残念に感じてしまいます。

セサミボットのデメリット②汎用性が低い

オン/オフの非対応にも関わってくるところですが、セサミボットは「ボタンを押す」ことに特化しているため汎用性が低いです。

セサミシリーズにはセンサー類がないことから主な操作は手動操作とスケジュール操作の2つになります。
スマートホームを構築しようとすると家電の操作はセンサーを活用して自動調整を行うことが多く、スケジュール操作は照明関係のみのパターンが増えます。
スケジュール設定が使用できるセサミボットに照明を任せたい所ですが壁スイッチのオン/オフ非対応のため任せることのできる照明のスイッチがないというのも珍しくありません。

最近はほとんどの家電に赤外線リモコンが付いており、ボタンを押すことでしか起動できない家電が減っています。
赤外線リモコンがある家電はスマートリモコンで操作できるため、あえてセサミボットを使用するというシーンは極端に少ないのが現状です。

セサミボットのデメリット③セサミボットのみで完結できない

セサミボットの大きなデメリットがセサミボットのみでやりたいことが達成できない点にあります。
具体的にいうと、オートロックの解除をするためにはセサミボットをインターネット接続する必要があるためWi-Fiモジュールが必須になります。

自宅内での操作やスケジュール操作であればBluetooth接続などで事足りますが、本来の使用目的となるオートロックの解除はBluetoothの接続範囲外になります。

最も重要な使用法がセサミボットのみで達成できない点は大きなデメリットとなります。

セサミボットのデメリット④Wi-Fiモジュールの兼ね合いで多数導入が困難

Wi-Fiモジュールがあれば解決するのかというとそうではないのがセサミシリーズの苦しい点です。
セサミのWi-Fiモジュールはデバイスを3つまでしか登録できません

セサミボットを導入する場合はスマートロックのセサミ4を導入することが多いため、追加できるデバイスの数は残り2つとなります。
スマートホームのために複数導入する場合はWi-Fiモジュールも複数購入することになります。

また、Wi-Fiモジュールと各デバイスの接続距離が10mということもありセサミボットで家中のスイッチを操作するというのは難しいです。

UYA

デメリットも多いですがセサミ4と組み合わせてオートロックを解除する目的で使用するなら素晴らしい使用感になるのは間違いないですよ!

セサミボットのオススメの購入方法は公式からの購入

セサミボットの購入方法は現在2つあります。
現状ではセサミボットを購入することはできないので他の販売サイトから発売されている場合は中古などの可能性があるので注意しましょう。
セサミボットは定価で購入しても十分に安いので新品購入の方がトラブルの心配がありません。

セサミボットの購入方法
  • 公式サイトから購入する
  • Amazonから購入する

公式サイトから購入する

セサミボットは公式サイトで購入することが最もオススメです。
セサミボット本体とWi-Fiモジュールを購入する場合以下のようになります。

セサミボット(2,480円)+Wi-Fiモジュール(2,980円)+消費税+送料(980円)=6,986円(税込)

現状、セサミボットを購入する方法では最安値の方法となります。

デメリットは公式サイトに住所設定をする必要がある点です。

Amazonから購入する

Amazonから購入するメリットは普段から使用している場合であれば住所入力を改めて行う必要がないため簡単に買える点と購入時にポイントが付くことです。
ポイントが余っているのであればAmazonからの購入も決して悪くはありません。
多くのサイトに住所を入力すると個人情報の流出リスクが増えるため防犯という観点でみれば少し高くても価値はあるかもしれません。

ただし、Wi-Fiモジュールとセット購入をした場合は公式との価格差は1,894円と思ったよりも大きいです。
個人的には公式で買った方が良いと思います。

まとめ セサミ5と組み合わせたオートロック解錠デバイスとしては最適解

セサミボットはオートロックの解除に特化したスマート家電と言って差し支えありません。
他の物理スイッチを押すロボットの中では独特で扱いづらい点も有りますが、本来の役割であるオートロックの解除には最適解となる性能となっています。
より早く安定してオートロックを解除したいのであれば大変オススメの商品です。

UYA

自宅がオートロックのためセサミ5のみでは鍵の開閉ができずに諦めていた方はセサミボットを是非検討してみてください。

組み合わせて使用したいセサミ5のレビューはコチラから↓

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