性能面でiPhone7に限界が感じられる場面がチラホラ見受けられたので、2021年モデルのiPhone13Proに乗り換えることにしました。
新型のiPhoneからはホームボタンが無くなって久しいですが、僕のように7を使い続けた方や、8やSE2の様にホームボタンがある機種をまだ使用している方も多いかと思います思います。
今回は主にiPhone13シリーズとiPhone7との比較や、乗り換えてみて実際どうだったかをまとめてみましたので参考にしていただけると嬉しいです。
本記事の内容
- iPhone7と13シリーズの比較表
- 乗り換え方法について
- ホームボタンとの決別
- バッテリー容量と利便性について
- カメラ性能について
- 乗り換えてみての感想
新OSであるiOS15についてはこちらから↓
iPhone7とiPhone13、Proとの比較
モデル名 | iPhone7 | iPhone13 | iPhone13Pro |
---|---|---|---|
サイズ | 138.3×67.1 | 146.7×71.5 | 146.7×71.5 |
重量 | 138g | 173g | 203g |
SoC | A10Fusion (2コア+2コア) | A15Bionic (2コア+4コア) | A15Bionic (2コア+4コア) |
RAM | 2GB | 4GB | 6GB |
生体認証 | Touch ID | Face ID | Face ID |
ディスプレイサイズ | 4.7 | 6.1 | 6.1 |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | 10〜120Hz プロモーションテクノロジー |
リアカメラ | 単眼 (広角) | 2眼 (広角+超広角) | 3眼 (広角+超広角+望遠) |
カメラズーム | 最大5倍デジタルズーム | 2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズーム | 3倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、最大15倍のデジタルズーム |
手ぶれ補正 | 光学手ぶれ補正 | センサーシフト光学式手ぶれ補正(広角) | センサーシフト式光学手ぶれ補正(広角) デュアル光学手ぶれ補正 |
フロントカメラ | 700万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 |
ポートレートモード | × | ○ | ○ |
シネマティックモード | × | ○ | ○ |
ナイトモード | × | ○ | ◎ ナイトモードのポートレート |
バッテリー容量 | 1960mAh | 3095mAh | 3095mAh |
防水防塵 | IP67 | IP68 | IP68 |
iPhone7は2016年発売のモデルなので、スペック面ではサイズ感と重量以外ではどの項目でも勝る点は有りません。
しかも、iPhone7に近いサイズ感を求めるのであれば13miniという選択も出来ます。
使用感に関してで言うとホームボタンの有無によるTouch IDの有無や操作感がどうなのかと言う点だと思われます。
乗り換え前に保護フィルムを貼る
到着したiPhoneを箱から出すときはテンションが最高潮だと思います。
しかし、そこで一呼吸置いて頂きたい。
最初の操作の前に保護フィルムを貼りましょう。
初期設定中の待ち時間に貼った方が時間効率としては良いのですが、この最初のタイミングでディスプレイに傷を入れてしまう方が非常に多いです。
YouTubeの開封動画は動画映えや収録を早く終えるために取り出して直ぐに操作をされる場合が多いですが、特別な理由が無いのであればこの段階で保護フィルムは貼りましょう。
ディスプレイの小傷はリセールバリューにも響くので画面の保護は最優先事項です。
乗り換え作業は非常に簡単
iOS11以降はPCにバックアップを取らずとも簡単にデータの引き継ぎが可能となりました。
実際、僕はPCを持っていない状態で引き継いでいるのでバックアップを心配されてある方も心配無用です。
PCを使用せずにiPhoneを引き継ぐ方法
- iCloudからの引き継ぎ
- 旧iPhoneから直接引き継ぎ
立ち上げると挨拶後に言語設定に移行します。
ここで旧iPhoneと接続するとWi-Fi設定等を引き継ぎ出来るためバックアップ復元が楽になります。
iCloudからかiPhoneから直接転送するかを選択します。
iCloudはデータ通信が必要です。
今回はiPhoneから直接引き継ぎを選択します。
接続時はiPhone同士が直接通信するため近くに置いておく必要があります。
1時間ほどかかるためブログの下書きをしながら待ちました。
後からを選択した後にも旧iPhoneの設定画面から選択可能です。
半透明になっているアプリはDL中なので半透明なアプリが無くなるまで待ちましょう。
箱に入っているSIMピンを使用してSIMを入れ替えます。
ホームボタンとの決別
この章ではホームボタンが無くなってしまったことでどうなったかをまとめています。
操作性について
結論から先に言うとホームボタンは無くても操作には順応可能です。
実際に、ホームボタンで行っていた操作は画面下かた上へスワイプ操作になっただけです。
親指で押すことが親指でスワイプになっただけなので違和感もありませんでした。
同じページのスクリーンショットだが、表示できている情報の量に大きな差が生まれている。
ホームボタンの有ったベゼル部分は全て画面となったため視認性と情報量が大幅に向上しました。
画面を見ずに押すことができると言う点で物理ボタンというものは利点もありますが、これに関しては背面タップ操作という機能で代用が可能です。
Touch IDとFace ID
背面タップでホームボタンの代用が出来ない点と言うと指紋認証です。
Face IDと異なり画面を顔に近づけることなくロックを解除できるのは便利です。
スマホを使う時に指を使用しない場面はほとんど無いので生体認証は指紋認証の方が合理的と思われます。
しかし、Face IDも使用する前まではiPhoneを持ち上げて画面を着けてIDを解除する必要があり工程が増えると思っていましたが、持ち上げて顔に近付けるだけで解除してくれるので思ったよりも手間にはなりませんでした。
寧ろグローブなどを使用すると指紋センサーは使用できないため使用シーンに依存する部分もあると思われます。
生体認証が画面内指紋認証が出るまで待つつもりの方は少し待って欲しい。
実は、Appleは画面内指紋認証の機構を2023年まで採用できないだろうという発表をしている。
つまり、2022年モデルもFace IDは継続と見て間違い無いだろう。
現在、ホームボタンモデルを使用している方は最速で再来年度まで待つ必要があるため 2年サイクルで考えるのであれば今シーズンに買い替えは賢い選択かもしれない。
やはりホームボタンは必須ではなかった
ホームボタンは既に必要ではないものとなってしまいました。
ホームボタンの操作はスワイプ操作で、物理操作も背面タップ等で代用が可能となりました。
iPhoneの操作のために使用するホームボタンの必要性はもはや議論にすら挙がらないものと思われます。
ホームボタンの復活を待っている方はもう諦める時期に来ていると思っていいでしょう。
バッテリー容量は利便性に直結していた
実は、前回僕が機種変更を行った理由もバッテリーがヘタってしまったことがきっかけでした。
今回もバッテリーの寿命が乗り換えるきっかけの内の1つでした。
一昨年にバッテリー交換をしてもらって使用し続けていましたが、既に78%までパフォーマンスが低下していました。
平日の朝に、100%まで充電して1日2時間程度動画視聴やSNSチェック、ブログ執筆にあてるだけで帰宅時には30%台、ひどい時は10%にまでなっています。
将来的にバッテリーがヘタった場合でも、ある程度容量があるので安心できます。
バッテリーに対する懸念が有ったためminiは候補から外しました。
バッテリーが持たないスマホは使用することを控えるようになってしまいます。
スマホを使えば使うほどストレスに繋がると言うのは常にストレスを感じながら生活する事になります。
実際に13Proに乗り換えてからはバッテリーを気にしないで外出することが出来るようになりました。
スマホを好きなタイミングで自由に使用出るため様々な作業や情報収集が捗りました。
利便性に特化したスマホを自由に使うにはバッテリー問題を解決することは非常に重要なポイントです。
カメラの性能向上は重要なポイント
カメラの性能は写真を長く残すと言う点では非常に重要な要素です。
特に7からの場合インカメラの性能向上には非常に驚きました。
様々な場面で自撮りをすることが増えたため時代に合わせた進化なのでしょう。
今回は特に力が入っているカメラについて説明をしていきます。
望遠レンズが非常に優秀
7の時は高額ズームのみだったためノイズが多く、遠くのものに対する動画撮影にはビデオカメラが必須だと思っていました。
上の画像はそれぞれ広角レンズと望遠レンズを使用した際の比較になります。
光学ズームではないためノイズも無くアンテナがしっかり確認できます。
今回の望遠レンズは3倍ズームとなっているため保育園や幼稚園程度の敷地であれば運動会の撮影もiPhoneに任せて良いのでは無いかと思えるほどになりました。
マクロモード撮影が可能となり接写に対応した
実はiPhoneのカメラの弱点の1つが接写でした。
これまでは近距離の被写体に対してはギリギリまで接近した後に光学ズームで調整をしていましたが、マクロモード撮影にて2cmまで接近して撮ることが可能となりました。
これだけ変わってしまうと画像での表現が変わってしまうでしょう。
通常写真も綺麗だがポートレートモードは一線を画す
若干不自然さもあるものの十分に背景をボカして被写体を強調してくれます。
カメラ好きの方には怒られてしまいそうですが、この背景のボケる感じを見ていると荷物を増やしてまで一眼レフカメラは買わなくても良いのではないかと思ってしまいました。
注目のシネマティックモードは映画さながら
今回あえて映画“さながら”と表現しました。
一般的な用途であれば十二分に楽しめるモードでは無いかと思いましたが、映像作品で生計を立てている方からするとちょっと物足りないかと思います。
ピントの切り替えは上手くできますがピントが完全に合わせきれないという点が残念でした。
コストをあまり掛けずにYouTubeに動画を投稿したい程度の用途であれば問題はないのかと思います。
ピントの位置調整は後からも変更が可能と言うのも良いですね。
今後の進化に期待できる機能では無いかと思いました。
ナイトモードの強化がすごい
今回のアップデートではカメラのセンサーも強化されたためナイトモードも使いやすくなりました。
検証として真っ暗な室内で撮影を試みました。
7では真っ暗にしか見えませんが13Proではぼんやりゼンカイザーが見えると思います。
肉眼でもほとんど見えない中で撮影したので13シリーズのナイトモードは非常に優秀だと感じました。
多少の光があればもっとしっかり写るので写真を撮りたいと思うような状況であればどのようなシーンでも撮れると思われます。
今回はフラッシュも使用していないので併用すれば真っ暗な状況でも写真は撮れると思います。
ブロガー目線のカメラ性能
ブログサイトに写真を掲載する場合基本的には全て圧縮しています。
そのため、高画質であることはあまり重要ではないと思っています。
しかし、今回強化されたポートレート機能やマクロ撮影は表現の幅が広がるため7とは撮れる絵が全く異なります。
画像等を含め発信をしていくブロガーやYouTuber、InstagramerはProモデル以上を選ぶことは必須と思ってもらって良いかと思います。
乗り換えてみての感想
一般的な用途として
実は出来るようになったことはあまり変わっていない
色々な機能の“質”の改善は沢山有るものの実は新しく出来るようになったことというのは無かったりします。
リッチなスマホゲーなんかは7では落ちることが多かったのでプレイするどころではありませんでした。
個人的には仕事で使うことがあるヒューマン・アナトミー・アトラスがスペック不足で動かなくなってしまったのは困りました。
高スペックを要求するアプリが動くようにはなりましたが、革新的な新しいものが搭載された訳ではありません。
カメラも色々なモードが使えるようになりましたが写真を撮ることや動画を撮ることは7でもできていた事です。
スマホというガジェットが成熟しきってしまい進化のペースが鈍化してきている印象です。
iPhone7では出来なかった背面クリックに関しては活用法がまだまだありそうなので検証を続けていこうと思っています。
現状ではダブルクリックでスクリーンショット、トリプルでカメラ起動にしています。
望遠レンズは子どもの撮影で使えそう
ビデオカメラの専売特許であったはずの強力な手ぶれ補正と望遠レンズは、今回のiPhone13Proでも十分に達成出来るレベルに到達したのでは無いかと思います。
僕自身も娘が生まれた際にビデオカメラを購入しましたが、果たしてこのビデオカメラを使用する場面はどこだろうと思うようになりました。
子育て世帯はどうしても荷物が多くなりがちなので、少しでも持ち歩く荷物が少ない方が有難いです。
激しい動きでズームも不要、かつ、カメラが落下する危険がある場面ではアクションカメラを、そうでなければiPhoneというのがベストな選択になっていきそうです。
リフレッシュレートよりもバッテリー持ちが重要
誰かと見比べるのでは無いのであれば120Hzのリフレッシュレートが本当に必要なのかと言われると微妙なところだと思います。
リフレッシュレートが上がると画面の描画が増えるためバッテリーの消耗に繋がります。
ところがプロモーションテクノロジーの採用でリフレッシュレートとバッテリー持ちを両立をしてしまいました。
企業努力の塊ですね。
去年は実はminiを狙っていたが
元々片手で使えるiPhone5Sのサイズ感がずっと好きだったため大き目のiPhoneは避けていました。
実際、iPhone13Proは片手で扱えない重量ではありませんがカメラにより重量が上部に偏っているため余計に重たく感じます。
7の感覚で持つと上に逃げそうになります。
慣れれば問題はなくなるとは思いますが、今では保険をかけて左手を添えるようにしました。
今までは片手操作で問題なかったため使用していませんでしたが、実際両手で操作することもそんなに悪くは無いかなと思い始めています。
ただ、ずっしりと重たいのでエッジの効いたデザインと相待って若干持っていると指が痛くなることもあります。
それでもケースは着けるつもりは有りません。
ブロガーとして
Xmindアプリが落ちなくなったのが嬉しい
僕はブログを書く際にはXmindというアプリで下書きをします。
そのため、時間を見つけてはiPhoneでブログを書くということが多かったのですが、7だと度々フリーズしていたためかなりストレスになっていました。
また、画面が大きくなったことで見やすくもなったので非常に満足しています。
画像は圧縮してしまうため高画質画像にこだわる必要はないと感じていた
カメラ性能に力を入れている13Proはブログにはそこまで影響が無いかと思っていました。
ところが実際に使っていくと13Proのカメラは7で撮ることの出来る“絵”が大きく異なるということが分かりました。
望遠やマクロ撮影、ナイトモードなどで表現できる絵の種類が増えたので今後写真を使った記事作成が楽しみになってきました。
まとめ
iPhone7からiPhone13に乗り換えて非常に満足しています。
ホームボタンに関しても特に操作性に影響はなく性能的にも満足がいくものでした。
重量とバッテリーはトレードオフなので人によるかなと思いましたが個人的にはバッテリーを取ったほうが満足いくのかなと思いました。
重量は使っていけば慣れますがバッテリーは使っていくとヘタってしまうので。
カメラ性能の進化はかなり大きなものだったので正直今まで買い替えしなかったことは失敗だったかもしれないと思い始めています。
今までの写真を全て13Proで撮りたかったです。
ただ、スマホの進化という点では性能も技術も頭打ちになってきてるのかなという印象でした。
以上、iPhone7からiPhone13Proに乗り換えて体感できたことでした。
少しでも、買い替えの参考にしていただければと思います。
( ・´ー・`)
iPhone13シリーズを支えるOSについても書いています↓
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