食洗機を使用していく上で迷うのが洗剤選びです。
食洗機の洗浄力は同価格帯の機種の場合は機種の性能よりも洗剤の洗浄力によって洗い上がりが大きく変化します。
食洗機はサイズによって使用できる洗剤の量が異なります。
無理に洗剤を増やし過ぎると濯ぎ切れずに残ってしまうこともあります。
そのため、機種に合った洗剤を選ぶことが重要となります。
今回、ドラッグストアやホームセンターで手に入りやすく、通販でも人気の洗剤をピックアップして洗浄力の比較を行いました。
この記事を読めばせっかく洗ったのに食器がヌルヌルしていたなんて失敗とはおさらばです!
食洗機専用洗剤の検証方法について
今回検証を行う上で設定した条件を紹介します。
検証に使用した機種 サンコー(THANKO)ラクアとは?
ラクアは【THANKO】より販売されているタンク式食器洗い乾燥機です。
3万円強の価格ながら高温乾燥を搭載した機種で、高いコスパと洗浄力を両立した人気の機種です。
タンク式食洗機野中では最も多い2〜3人用のサイズとなっています。
洗浄方法にはダブルノズル噴射式を採用しており上下から洗浄するのが特徴です。
使用水量は5Lとなっています。
僕が愛用しているサンコー ラクアのレビュー記事はコチラから
ラクアの仕様(THANKO公式より引用)
サイズ | 幅42.5×高さ45.5×奥行41(cm) |
---|---|
重量 | 約13kg |
電源ケーブル長 | 140cm/アース線長さ(プラグ根元から)14cm |
付属品 | 上部トレイ、下部トレイ、給水ホース(1.5m)、排水ホース(1.5m)、バスケット、クリップ、給水カップ |
定格電圧 | 100V |
定格周波数 | 50/60Hz |
定格消費電力 | 934W/950W |
目安電気代 | 1時間約25.7円(1kWhあたりの電気代を27円として計算) |
水道水圧 | 0.03~1Mpa |
使用水量 | 5L |
洗浄方式 | ダブルノズル噴射式 |
すすぎ方式 | ためすすぎ |
乾燥方式 | 高温+送風方式 |
標準収納容量 | 16点(大皿2点、中皿3点、小皿2点、小鉢2点、茶わん2点、汁わん2点、コップ2点)+箸類 |
庫内の有効範囲スペース (食器カゴ基準) | 高さ(箸置きトレイをセットした場合):最大22センチ 高さ(箸置きトレイを外した場合):最大26センチ かご幅:最大32センチ 奥行き:最大31センチ |
専用洗剤標準使用量 | 約8g |
型番・JAN | 【ホワイト】 STTDWADW/4562331784470 【マットブラック】 STTDWADB/4580060591497 |
注意事項 | ※出荷時には本製品の操作パネル部分に保護シートが貼られています。必要に応じてシートを剥がしてご利用ください。 ※使用する際はアース線を接続してください。漏電や感電を防ぎます。 ※使用中は温度が高くなるので、溶けやすいものなどを周り置かないでください。 ※上面には物を置かないでください。 ※壁に密着させて使わないでください。 ※分岐水栓については最寄りの工務店などにご相談ください。 ※洗剤は食器洗い機専用洗剤をご使用ください(台所用液体洗剤・重曹は使用できません) ※強化ガラス製容器など一部使用できない食器がございます。各食器の洗い方をご確認ください。 ※記載されている物以外は付属しません。 ※常に本体は清潔に使用、保存して下さい。 ※水以外は使用しないでください。 ※落としたり強い衝撃を与えないでください。 ※分解しないでください。 ※本製品をご利用において生じる物品の破損は、補償の対象外となります。 ※小さなお子様の手に届くところで保管、使用しないでください。 |
重量(パッケージ含む) | 18kg |
保証期間 | 購入日より12ヶ月 |
発売日 | 【ホワイト】2020/2/14 【マットブラック】2021/4/5 |
同価格帯の仕様の近い機種
ラクアと価格帯が近く洗浄方式や使用水量が近い機種をピックアップしました。
洗浄力に大きな違いはないと考えられるためここで挙げた機種でも今回の検証を参考にしてもらうことができるかと思われます。
REDHiLL dwd001
アイネクス AX-S3W、AX-S7
SKジャパン Jaime SDW-J5L
シロカ SS-M151、SS-MU251、SS-MA251
東芝 DWS-22A
アイリスオーヤマ KISHT-5000、ISHT-5000
MAXZEN JDW03BS01
ダイアモンドヘッド ROOMMATE RM−114K
検証に使用した基準について
今回の検証は6つのポイントを比較しています。
洗剤を比較したポイント
- ベッタリ油 → 油汚れ
- 昼のお弁当箱 → 時間の経った油汚れ
- カピカピご飯 → 米のこびり付き
- 卵かけご飯 → タンパク質汚れ
- コストパフォーマンス → 1回洗浄料金
- ラクアとの相性 → ラクアでの使い易さ
今回の検証では1から5までの5段階で評価しました。
そのため6項目の合計30点満点でランキングを作成しています。
使用シーンの想定として一般的な家庭での夕食後の使用を想定して検証しています。
それぞれ食器を食後1時間程度を目処に洗浄しました。
昼のお弁当箱は洗わずに持って帰ってきて食後の洗浄にそのまま入れています。
調整可能な洗剤は多めの量で検証しました。
理由はメーカーの推奨量では普段使いの際に汚れが落とせなかったことがよくあったためです。
今回は粉末タイプは10gで統一し、液体のクリスタは推奨の最大量10g、キュキュットは2プッシュ分の12gで検証しています。
タブレットは1洗浄につき1個を使用しました。
炭水化物汚れとタンパク質汚れについて
今回検証した炭水化物汚れとタンパク質汚れは全ての洗剤で綺麗に落とし切ることができました。
炭水化物汚れは食後にカピカピになった状態で放置し、さらに5つのご飯粒を残した状態で検証しました。
5つのご飯粒はもちろん底のカピカピになった汚れも綺麗さっぱり無くなりました。
卵かけご飯で検証したタンパク質汚れも食後に1時間程度放置して洗浄しましたが全て問題なく落とし切れていました。
そのため、今回の比較は油汚れがどの程度取れるかが比較のポイントとなりました。
タンク式食洗機と相性の良い洗剤ランキング
今回の検証で評価の合計点が高い順番で掲載しました。
商品名 | キュキュット液 | クリスタ | JOYジェルタブ | JOY粉 | キュキュット粉 | フィニッシュ粉 | フィニッシュタブ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
パッケージ | |||||||
合計点数 | 26.5 | 25.5 | 24 | 23.5 | 23 | 22 | 19 |
ベッタリ油 | 4 | 4 | 5 | 3 | 3 | 2 | 3 |
昼のお弁当箱 | 4.5 | 4 | 5 | 3.5 | 3 | 2 | 3 |
カピカピご飯 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
卵かけご飯 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 5 |
コストパフォーマンス | 3 | 3 | 2 | 4 | 4 | 5 | 1 |
ラクアとの相性 | 5 | 4.5 | 2 | 3 | 3 | 3 | 2 |
詳細リンク | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ |
今回のランキングは合計点で順位を掲載していますが使用シーンによって最適な洗剤は異なります。
使用状況は各家庭で異なると思いますので後述する各洗剤ごとの紹介を確認してください。
粉末洗剤の比較
粉末洗剤はコスパが良いため最も多く使用されている食洗機用洗剤です。
1回洗浄料金は今回使用した10gで統一し、Amazonの販売料金を参考にしています。
また、ケースの有無で金額が大きく変わるので詰め替え用で最も量が多いものから算出しました。
食洗機用ジョイ
合計 | ベッタリ油 | 昼のお弁当 | カピカピご飯 | 卵かけご飯 | コスパ | ラクアとの相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
23.5/30 | 3 | 3.5 | 5 | 5 | 4 | 3 |
成分 | 1回洗浄料金 | 界面活性剤の割合 | クエン酸配合 |
---|---|---|---|
弱アルカリ性 | 5.763円/10g | 3% | ○ |
食洗機用ジョイはP&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)より販売されている食洗機用洗剤です。
W除菌という2つの除菌成分でしっかりと除菌を行いながら洗浄が可能です。
ファブリーズとの共同開発で食器と食洗機内の消臭にも力を入れています。
また、使うたびに庫内洗浄も行うことができるためメンテナンス頻度の低下にも貢献してくれます。
使用感は通常の粉末洗剤と変わりはなく、ラクアとの相性も可もなく不可もなくといったところでした。
今回検証した粉末タイプの中では油汚れに若干強い印象があります。
全体的にバランスが良い洗剤なので粉末洗剤を使用したいのであればジョイを選べば間違い無いです。
食器洗い乾燥機専用キュキュット
合計 | ベッタリ油 | 昼のお弁当 | カピカピご飯 | 卵かけご飯 | コスパ | ラクアとの相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
23/30 | 3 | 3 | 5 | 5 | 4 | 3 |
成分 | 1回洗浄料金 | 界面活性剤の割合 | クエン酸配合 |
---|---|---|---|
弱アルカリ性 | 5.981円/10g | 3% | ○ |
食器洗い乾燥機専用キュキュットは花王株式会社より販売されている食洗機用洗剤です。
クリア除菌は除菌、除臭のみでなくグラスのくすみや茶渋やコーヒーの着色も落としてくれます。
クエン酸配合により庫内洗浄も可能なので食洗機のメンテナンス頻度の低下につながります。
非常にバランスの良い洗剤でジョイとの違いはほとんど見られませんでした。
今回のAmazon調べでは若干キュキュットの方が高い結果となりましたが、ドラッグストアやホームセンターではジョイと価格が逆転している場合があります。
その時々で安い方を購入するのがオススメです。
フィニッシュ パウダー
合計 | ベッタリ油 | 昼のお弁当 | カピカピご飯 | 卵かけご飯 | コスパ | ラクアとの相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
22/30 | 2 | 2 | 5 | 5 | 5 | 3 |
成分 | 1回洗浄料金 | 界面活性剤の割合 | クエン酸配合 |
---|---|---|---|
弱アルカリ性 | 4.922円/10g | 3% | ○ |
フィニッシュ パウダーはレキットベンキーザーより販売されている食洗機用洗剤です。
世界における販売実績シェアNo.1のブランドであり、国内で販売されている主要食洗機メーカーからも推奨されています。
サンプル洗剤に採用されているので多くの方が使用したことがある洗剤と思われます。
ミューズとの共同開発で高い除菌力も発揮します。
今回の検証では油汚れを中々落とし切れないという結果になりましたが、他を圧倒するコスパの高さから採用の余地は十分にあります。
油汚れの少ない食器を頻繁に洗うのであれば最適解となってくれるでしょう。
液体洗剤の比較
キュキュット ウルトラクリーン
合計 | ベッタリ油 | 昼のお弁当 | カピカピご飯 | 卵かけご飯 | コスパ | ラクアとの相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
26.5/30 | 4 | 4.5 | 5 | 5 | 3 | 5 |
成分 | 1回洗浄料金 | 界面活性剤の割合 | クエン酸配合 |
---|---|---|---|
中性 | 7.2円/2プッシュ | 10% | ○ |
キュキュット ウルトラクリーンは花王株式会社より販売されている食洗機用洗剤です。
公式でもキュキュット史上、最強の洗浄力の洗剤と紹介されています。
脂とタンパク質が混ざった手強い汚れもしっかり分解洗浄してくれます。
成分表にクエン酸の表記はありませんが公式サイトより水軟化剤としてクエン酸が使用されていることが明記されてありました。
クエン酸の効果でグラスのくもりや庫内洗浄もしっかりこなしてくれる非常にオススメの洗剤です。
キュキュット ウルトラクリーンはボトルのPUSH部を押すことで計量せずに約6gを投入することが出来ます。
粉末タイプや他のジェルタイプは計量があるためタブレットタイプと比較すると手も汚れるので煩わしいです。
タブレットタイプは実は濡れた手で取り出すとフィルムが溶けるという弱点があります。
食器を並べた後や予洗い後は手が濡れている状況も多いことからどのような状況でもワンプッシュで洗剤を投入できる点はラクア以外の食洗機とも相性が良いと言えるでしょう。
チャーミークリスタ
合計 | ベッタリ油 | 昼のお弁当 | カピカピご飯 | 卵かけご飯 | コスパ | ラクアとの相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
25.5/30 | 4 | 4 | 5 | 5 | 3 | 4.5 |
成分 | 1回洗浄料金 | 界面活性剤の割合 | クエン酸配合 |
---|---|---|---|
中性 | 7.666円/10g | 5% | ○ |
チャーミークリスタはライオン株式会社より販売されている食洗機用洗剤です。
今回はクリアジェルを検証しましたが食器や食洗機内の嫌な臭いを低減する消臭ジェルと2種類のラインナップがあります。
除菌効果もしっかり備わっており、ダブル酵素配合で手強い汚れもしっかり洗浄してくれます。
クリスタの計量は洗濯用洗剤のようにキャップに計量するタイプです。
そのため、細かい調整に関してはキュキュット ウルトラクリーンよりも優れています。
洗浄力は若干キュキュットの方が高いような印象を受けましたがほとんど差はないと言っても良いレベルです。
汚れのタイプ次第ではチャーミーの方が得意な場面もあるかもしれません。
キュキュット ウルトラクリーンとどちらを選ぶかは洗剤の投入方法で好みに合う方で問題無いでしょう。
タブレット洗剤の比較
JOYジェルタブ
合計 | ベッタリ油 | 昼のお弁当 | カピカピご飯 | 卵かけご飯 | コスパ | ラクアとの相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
24/30 | 5 | 5 | 5 | 5 | 2 | 2 |
成分 | 1回洗浄料金 | 界面活性剤の割合 | クエン酸配合 |
---|---|---|---|
弱アルカリ性 | 16円/1個 | 14% | ○ |
ジョイ ジェルタブはP&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)より販売されている食洗機用洗剤です。
2層のカプセル技術で異なる2色のジェルと粉末が一体となった3D構造となっています。
こびり付き汚れに強い粉末と油汚れに強いジェルのイイトコどりの洗剤で非常に高い洗浄力を誇ります。
今回の検証の中でも最高の洗浄力を発揮したのがジョイ ジェルタブでした。
僕自身も検証前には油汚れが強い時にはジェルタブ一択と思っていましたが、検証によってタブレットタイプの弱点が露呈することになりました。
タブレットタイプは洗剤量が調整できないため溶け残りが起きてしまいました。
ジェルタブのターゲットが大容量の食洗機を使用している家庭なので比較的小型の2〜3人用のラクアには洗剤量が多過ぎたようです。
洗剤の溶け残りは水滴が若干白濁している程度なのであまり気にならないのであれば1度拭き取ってしまえば問題は無いでしょう。
溶け残りの不安はありますが洗浄力はかなり高いのでジェルタブは追加で検証を行いました。
かなり強力な油汚れを予洗いなしで洗浄ができるかの確認をしました。
これにウインナー入りのコンソメスープを食べたお椀なども一緒に入れていました。
流石にここまで油まみれな状態を予洗い無しでは落とし切ることはできませんでした。
かなり高度な油汚れでなければしっかり落ちるので予洗いもしたくない日にはジョイタブを入れて洗浄するのが良いでしょう。
finish オールインワン プレミアムパワーボールキューブ
合計 | ベッタリ油 | 昼のお弁当 | カピカピご飯 | 卵かけご飯 | コスパ | ラクアとの相性 |
---|---|---|---|---|---|---|
19/30 | 3 | 3 | 5 | 5 | 1 | 2 |
成分 | 1回洗浄料金 | 界面活性剤の割合 | クエン酸配合 |
---|---|---|---|
弱アルカリ性 | 18円/1個 | 13% | ○ |
フィニッシュ オールインワン プレミアムパワーボールキューブはレキットベンキーザーより販売されている食洗機用洗剤です。
2種類の酵素入りの赤いパワーボールによって強力洗浄や庫内洗浄のみならず除菌や消臭もこの一粒でこなしてしまうのが最大の特徴です。
コスパ最強のフィニッシュシリーズから出ている商品なのでタブレットタイプの中では最もお得な金額かと思っていたのですが実はジェルタブよりも高いことがわかりました。
界面活性剤の量が多いので洗浄力にはかなり期待していましたがパウダーとの違いをあまり感じられないという結果になりました。
ラクアとの相性が悪いためかもしれません。
今回使用した洗剤の中で最も重量が重かったのですが、タンク式タイプではなくビルトインタイプで真価を発揮する洗剤なのかもしれません。
据え置き型食洗機の洗剤選びで迷うポイントを解決
弱アルカリ性VS中性 成分による違いは?
頑固な汚れを落とすには弱アルカリ性が良いというのが一般的です。
実際、今回検証した固形の洗剤は全てが弱アルカリ性です。
しかし、今回検証したタンク式食洗機はビルトインタイプと比較すると噴射箇所も水圧も低いです。
そのため、いくら洗剤の成分が強力でも頑固な汚れを落とすのは難しいです。
残菜が食洗機内で詰まることなども考慮すれば予洗いはどちらにしても必須です。
頑固なこびり付きを除去する機会が無いことを考えると成分をこだわる必要はありません。
予洗いは必須と考えると成分は気にしないで良いが結論になります。
中性のジェルタイプも気にしないで使ってみましょう!
界面活性剤の割合多いVS少ない 界面活性剤の量と洗浄力の関係は?
界面活性剤は油汚れの落ち具合に大きく関与します。
傾向としては界面活性剤の割合は多い方が汚れは落ち易いようです。
ですが、今回の検証では汚れの落ち具合は界面活性剤の量には比例しませんでした。
ただし、界面活性剤は量が増えるほど金額は比例して高くなっていきます。
量が増えるほどコスパは悪くなるので注意が必要です。
量が少なくて得することはないので多めの洗剤を選ぶのが良いでしょう。
粉末VSジェルVSタブレット 結局どれがオススメ?
洗剤の形態は洗浄力に直結する訳ではありません。
形態での違いではっきりしているのはコストと手間です。
コストパフォーマンス
粉末 > ジェル > タブレット
使用する際の手間
粉末 < ジェル < タブレット
このようにどの形態であっても一長一短といった感じで万能と言えるものはありません。
オススメは併用です。
安い粉末と洗浄力の高いタブレットの様に状況によって使い分けをしましょう。
クエン酸ありVSなし クエン酸の効果は?
クエン酸の有無は水アカ汚れに関与します。
グラスのくもりや庫内の水アカ汚れが気になるのであれば重要なポイントになります。
特に、庫内の水アカ汚れは蓄積するとメンテナンスに苦労するのでクエン酸は入っている方が良いでしょう。
今回検証した洗剤はパッケージに表記がなくても水軟化剤としてクエン酸は使用されているようです。
どの洗剤でも安心して選んでください。
使用シーンによるオススメの洗剤
普段使いの洗剤ならNo.1キュキュット ウルトラクリーン
今回、最も普段使いに適していると感じたのはキュキュットウルトラクリーンでした。
これまではコストを重視していたため粉末タイプのキュキュットを使用していましいたがウルトラクリーンの洗浄力に惚れ込んでしまいました。
普段使いの場合は、油汚れの程度が料理によって異なります。
粉を使用していた際は油汚れが多いと感じた時は量を多めに入れていましたが、それでも追いつかず若干洗い切れていないことが有りました。
ウルトラクリーンは公式でもキュキュット史上最強の洗浄力と表記されているだけあり粉末タイプと比較すると洗浄力には大きな差が感じられるほどしっかり洗い上がります。
今回、最高の洗浄力を誇ったJOYジェルタブには及ばなかったものの遜色ないほどの洗浄力でした。
しかし、コストに関してはJOYジェルタブと大きく差があります。
普段使いでは高い洗浄力とコスパを両立するキュキュット ウルトラクリーンを選択しましょう。
頑固な油汚れにはJOY ジェルタブ
今回の検証で油汚れに最も強かったのがJOY ジェルタブでした。
洗う食器が全て油まみれでもない限りは予洗い無しでもしっかり洗い上げてくれるのが魅力です。
今日はちょっと油汚れが強すぎるかなと思った日の最終兵器として常備しておくと安心です。
ただし、ビルトインタイプに合わせた洗剤量なので溶け残りがあることには注意しましょう。
食器が乾き切る前に拭き上げてしまえば問題無いでしょう。
健康被害の報告なども特に無いようですが気になるのであれば避けるのが無難です。
油汚れの少ない食器を頻繁に洗うならFinish
今回の検証では油汚れが落ちづらかった粉末タイプのFinishですが、コスパは群を抜いて優れています。
Finishは油汚れを全く落としてくれないというよりは水の噴射が当たりづらかった場合に落とし切れないことが多かったです。
油汚れの少ない食器を頻繁に洗う場合や、一度に洗う食器が少なく食器全体に水の噴射がしっかり当たる状況で使用するのであればFinishが最適解となることもあるでしょう。
Finishを採用する場合は油汚れに強い洗剤も常備しましょう。
オススメは上記で挙げたキュキュット ウルトラクリーンかJOY ジェルタブです。
失敗なく洗い上げるには予洗いが重要
食洗機で洗浄後に油でヌルヌルの食器と対面しないで済む方法は予洗いをしっかり行うことに尽きます。
残菜が食器に残っていると食器の重なった部分に残菜が挟まって落ち切れないことがあります。
噴射した水がしっかり当たるように食器を並べることも大切ですが、事前に油や残菜を落としておくことで失敗する可能性が大きく下がります。
綺麗に仕上げるためのポイント
- 食器に残った残菜を取り除く
- 固まった油汚れはキッチンペーパーなどでサッと拭き上げる
- 長時間放置して洗浄する際は水でつけ置きをしておく
以上のポイントを守った上で今回お勧めしたキュキュット ウルトラクリーンを1プッシュ、もしくはチャーミークリスタを6g投入しましょう。
予洗いさえ行っておけば今回紹介した2つの洗剤であれば多めの量を投入することなく洗い上げてくれます。
汚れの種類や度合いごとに予洗い方法を詳しくまとめた記事はコチラから↓
オススメの購入方法は?
今回紹介した洗剤はドラッグストアやホームセンターで高確率で販売されているものを選出しています。
なので、最安値の実店舗での購入がオススメです。
通販で購入する際はセールの時期を狙ってまとめ買いをしましょう。
洗剤は保存が効くものばかりなので保管場所さえ確保できるのであれば出来るだけ多めにセール期間にストックしておくのが理想です。
Amazonの場合は定期で行われるタイムセールで購入するとポイント還元を多く受けることが出来ます。
特に定期便で購入すると1つ当たりの単価を抑えることもできるため非常にオススメです。
楽天での購入の際はお買い物マラソン時を狙って購入しましょう。
まとめ買いをすると1,000円は越えることが多いためお買い物マラソンの還元率アップの条件をクリアできます。
また、洗剤類は各ショップで大きくポイントを還元してくれていることがあります。
楽天スーパーセール時は特に大きなポイント還元が受けられることがあるのでスーパーセール時は食洗機洗剤のセールが出ていないかをチェックしてみましょう。
まとめ
今回の検証ではジェルタイプの洗剤が最も相性が良いという結果になりました。
タンク式の食洗機はコンパクトさとの両立が必要なため洗剤の量に制約があります。
溶け残りの可能性が低いジェルタイプはタンク式食洗機と相性バッチリと言っても過言ではありません。
食洗機の利便性は洗剤選びで大きく変わります。
もし、食洗機を買ってみたものの思っていたよりも洗浄力が低くて使うのをやめてしまった場合は洗剤を変えてみてください。
驚くほど洗浄力が上がって毎日でも使用したくなるはずです。
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