トイレの電気を消し忘れて怒られたことはありませんか?
旅行から帰ってきた時に電気が着きっぱなしになっていたら即夫婦喧嘩が勃発なんてことも珍しくありません。
今回の記事では電気の消し忘れだけではなく着ける事からも解放してくれるアイリスオーヤマの人感センサー付LED電球を紹介していきます。
このような方に向けて書いています
- トイレの電気を消し忘れてしまう方
- 暗い廊下などで電気のスイッチを探したくない方
- 理由があって誰かのために電気をつけてあげる必要がある方
人感センサー付LED電球 LDR9L-H-SE25 とは
人感センサー付LED電球はアイリスオーヤマより販売されているLED電球です。
屋内専用品なのでトイレや階段、玄関等に最適の商品となっています。
全光束 | 810lm | 白熱灯の場合60W相当の明るさ |
光の色 | 電球色相当 | 黄色い電球色のこと 白は昼白色 |
定格消費電力 | 8.5W | 一般白熱電球の約1/7 |
待機電力 | 0.2W | 1ヶ月で約3円 |
ビームの開き | 120° | 広い空間には不向き 廊下やトイレに最適 |
設計寿命 | 25000h | メーカー公証では約6年間交換不要 |
消灯までの時間 | 約120秒 | 保持時間の調整は不可 |
一般的な白熱灯との違いは消費電力の小ささです。
実際に消費電力から1ヶ月に掛かる電気料金を算出してみました。
電気料金は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で算出しました。
料金単価は電気料金の明細で調べることで正確な値を算出できますが、今回は一般的な27円で計算しました。
1日3時間トイレの電気を着けるとした場合(多分そんなには着けることはない)1ヶ月の電気料金は約21円となりました。
電気が着いていない時にもセンサーが作動しているため1日の残りの21時間を待機時間とすると1ヶ月の料金は約3円となります。
結果1ヶ月の料金としては約24円となります。
ちなみに白熱灯を1日3時間使用すると1ヶ月で約146円となるので待機時間を考慮しても電気料金は1/6になります。
LED電球のパッケージに書かれている60形相当の意味は?
LED電球のパッケージによく書いてある40形や60形の表記は白熱灯との比較用に記載されてる。
40形、60形という数値は消費電力がそれぞれ40W、60Wという理解で問題ない。
一般的な白熱灯は消費電力に対して明るさがほとんど変わらないため、60Wの場合の明るさは810lmとなる。
しかし、LED電球は消費電力に対する実際の明るさが一定ではない。
交換前の白熱灯と同じ明るさのLED電球を探そうとする場合、60Wの白熱灯の明るさは810lmということを知らない人が大多数のため60形相当の明るさとパッケージに記載している。
一般電球との比較用の記載のためLED電球の実際の消費電力は60Wではなく電球によって消費電力が異なっている。
安くて明るい電球が欲しいのであれば〇〇形相当の表記は大きな数値、消費電力は小さな数値となっているものを探すと良いだろう。
取り付けの際の注意点
非常に便利な本製品ですが取り付けのできる場所や器具に制限があります。
- 調光機能が付いた器具や回路
- 電球を覆う密閉形の器具
- 適合表示器具を除くリモコンが付いた電球器具や回路
- 誘導灯、非常用照明器具
- 水銀灯、ナトリウム灯、メタルハライドランプなどのHID器具
- 断熱材施工器具
これ以外にも幾つかの注意点があります。
まずは人感センサーが着いているが故の注意点があります。
電球部分にカバーが付いているとセンサーが反応しないため電気が付きません。
言われてみると当たり前のことなんですが、買おうと思っているときは忘れてしまうポイントなので注意しましょう。
センサーは周囲の明るさや温度変化を感知しているため窓の近くや、エアコンやストーブの近くに設置する場合も上手く作動しない事があります。
動作にも反応するため風で揺れるカーテンや観葉植物にも反応してしまう様なので注意が必要です。
あとは電球あるあるにはなりますがソケットと電球のサイズが合うかという不安もあるかと思います。
E26口型というのは直径が26mmのソケットです。
26mmは500円玉くらいのサイズになるので家にある電球のソケットに500円玉を当ててみましょう。
優しいソケットならE26口型って表記があることもあります。
人感センサーLED電球を選んだきっかけは娘の「電気着けて!」だった
僕が住んでいるアパートはトイレに窓がないためトイレを使用する際には毎回電気を使用する必要があります。
今回LDR9LーHーSE25の購入を検討したきっかけは娘がトイレに行く様になったためです。
娘の身長ではトイレの電気のスイッチまで手が届きません。
その為、娘がトイレに行く際には毎回電気を着けてあげる必要が出てきました。
電気を着けること自体はたいした労力では無かったのですが、妻の実家に泊まりに行った際に娘が電気を自分で着けてトイレに行く事が出来たことが非常に楽だということに気が付きました。
電気の問題さえ解決すれば少し手間が減るのではないかと考えました。
実際、使用してみると身長95cm弱の娘が普通にトイレに入ってもセンサーが作動しません。
公証では約2.4mがセンサー範囲との事ですが上手く作動してくれなかったので試しに延長ソケットを購入してみました。
延長ソケットはAmazonで購入。
DiCUNOの27.5cm口金延長アダプターという商品です。
トイレに置いているステップに登るとセンサーは作動していたのでステップ分の高さに近い延長ソケットを使用すると、娘がトイレに入るだけで無事に作動するようになりました。
僕と同じ用途でLED電球を検討している場合はセンサーの反応が悪ければ延長ソケットも検討してみてください。
人感センサー付LED電球のメリット、デメリット
実際に使用してみると人感センサーには向き不向きがありました。
特にデメリットに関してはかなりストレスになることもあるので注意が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
トイレや廊下の電気をつける必要性が無くなる 消し忘れが100%無くなる | 長時間トイレで過ごす人には動き続けるor消えたら動く必要がある 慣れない内はスイッチを切ってしまう 同性能のライトの中では値が張る 理由が無いと敢えて使う意味は無い |
今回僕が購入したのはトイレ用ですが、実は人感センサーが本領を発揮するのは廊下ではないかと思っています。
トイレは使用するときに着けて、出てくる時に消せば良いのですが玄関や廊下は基本的に通過するための場所になるので電気を手動で着けるのは効率が悪いです。
廊下に設置するとおじいちゃんおばあちゃんや小さな子どもが夜中にトイレに行く際にも安心して歩くことが出来るのもメリットです。
そして、冒頭でも記載していますが消し忘れは100%有りません。
トイレから出た後によく消し忘れる方には経済性の面では最強のアイテムですね。
デメリットに関してですが、人感センサーが動作を感知しないと120秒で電気が消えるのは想像以上にストレスになる事があります。
トイレ長い派の方は途中で確実に電気が消えます。
キタってタイミングで消えてしまうと数日ぶりのチャンスを逃すかもしれません。
ただし、これは逆の捉え方も可能でトイレに無駄に長く篭りたがる人をさっさと追い出す効果もあります。
また、金額も気になる部分です。
人感センサーが付いたLED電球はセンサー無しのLED電球と比較すると倍近く金額が変わります。
人感センサーの必要性があまり無いのであれば通常のLED電球を購入した方が経済性という面では優秀です。
まとめ
マネリス評価
自動化
自動化に関しては文句無しの評価7。
着けるも消すも不要になるのはやはり大きいですね。
効率化
効率化は何らかの理由があれば効果は高いですが、そうで無い場合は役立つタイミングは少ないかもしれません。
経済性
一般的な白熱灯と比較すると省エネですが他のLED電球と比較すると待機時の電力もかかるため評価5としました。
自動化できる作業時間はごくわずかでは有りますが誰かのために電気を着ける必要性がある場合などの特定の条件下では大きな効果を発揮してくれます。
家中の電球をLED電球にまだ交換していない場合は場所によっては採用の余地が有るので是非検討してみてください。
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